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引佐大会

新型コロナの影響で、様々な支部大会が中止されてきたが、引佐大会が開催された。

公式戦が少なくなってしまった今年のスケジュールとしては、大会があるというのは、有り難い限りである。

残り少ない、今年の公式戦。

ここは勝ちをもぎ取りたい一戦。


浜松ヤンキースは、第二試合となる。

前日の雨の影響で、第一試合の開始が1時間遅れる。

その影響が吉と出るか、凶と出るか…。


ヤンキース先攻で試合は始まった。

先頭打者がヒットで出塁。

続く、二番打者がきっちりとFBを選び、ノーアウト1・2塁。

そして、続く三番打者の時に、バッテリー緩みをつき、ランナーを進め、2・3塁に。

ノーアウト2・3塁。

初回から、ビックイニングを作る流れとなる。

【勝てる雰囲気】を持ってきた感があった。


しかし、そこからが悪かった。


3番、4番、5番といわゆる打線の中軸が、三者連続で凡退し、まさかの無得点。

悪い流れが立ち込める。

ノーアウト2・3塁から一点も取れない。しかも中軸で。

かっこいい当たりでなくてもよい。

最低限の打球さえ飛べば、得点は出来たチャンス。

そこで点が取れなかった…そこがでかい。


その裏、見事に、その【悪い流れ】が影響する。

エラー、フィルダースチョイス、そして雨上がりの緩いグラウンドに転がる球への処理。

記録上ヒットになるかもしれないが、グラウンドが緩い事を頭に入れたフィールディングをしていれば取れたアウト。

それらが続き、まともなヒット無く4失点。

相手チームの走塁の良さも光る。


その流れが断ち切る事が出来なかった。

こちらのヒットもグラウンドの緩さに助けられたものばかり。

しかも、その一つのチャンスを繋げられない。


5回に見事に捕らえられ、連続安打で2点取られ、試合を決定付けられる。


結果0-8で7回終了、敗北となった。


この試合を決めたのは、初回だろう。

最低でも一点は取れる場面、しかも中軸で3者凡退。

取れる所で、取れない空気が出来てしまった。

しかも、その裏、見事にこちらの悪さを突かれての失点。

その【悪い流れ】を断ち切るプレー、バッティング、走塁が出来なかった。

その流れに、そのまま飲み込まれた事にある。


決して、凄く実力差があったとは思わない。

【点を取ろう】【絶対にアウトをとってやる】【勝利しよう】

その意識の差で負けていた。

その息式の差が、プレーのひとつひとつに出る。

そして、それが積もり積もって、今日の点差になった。


【勝ちたい】なら…どうすればいいか?


ただやっていても、上手くはならない。

試合には勝てない。

次は勝てるように成長しよう。









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