引佐大会 一回戦
ようやく暑さが落ち着き始めたこの頃。
他支部の大会である、引佐大会に参加した。
本日の対戦相手は、日東・和田岡・倉真合同チーム。
合同チームが故か、6年生はこちらより多いチームのため、簡単に勝利とはいえない相手だ。
後攻で試合が開始。
相手チームの上位打線はバットがよく振れ、浮いた球は捉えらえる。
一回の表に先制を許すも、裏の攻撃で取り返す。
逆転はできないものの、点が取れない空気は作らない。
その後三回に追加点をとられるも、その裏に一挙3点をあげ逆転する。
しかし、5回の表に相手の上位打線を迎える。
守備の乱れもあり、同点…そして勝ち越し点を与えてしまう。
一点さのビハインド。
ここで、FBで出塁を許し、そのランナーが盗塁などで、三塁に進ませてしまう。
ワンナウト3塁。
ここで点を取られて二点差にされると、勝負が決まり兼ねない。
ここが勝負の分かれ道だった。
相手チームの選択はスクイズ。
しかし、バッターはバットにボールを当てる事が出来なかった。
飛び出したランナーを挟殺プレーでアウトに取る。
この挟殺プレー。
相手のランナーは中学生かと思う程の体格の相手であったが、回数はかかってもきっちりとアウトにとった。
そして、バッターはそのまま三振に取り、攻撃終了。
【守りから作る流れ】
その流れを見事に掴む。
5回の相手の攻撃は上位で終わった。
つまり、6回の攻撃は下位打線に回る。
この5回裏の攻撃で逆転すれば勝利が見える。
そして、キャプテンのバットが火を噴いた。
レフトを襲う強い打球。
その打球に守備は追いつけず、ボールは抜けて行った。
迷いのない走塁。
三塁を掛け抜けたキャプテンは、そのままホームを陥れた。
完全に流れを掴み取った。
そして、そのまま逆転。
6回の表をきっちと取り、試合終了。
相手の打者もよく振れていた。
決して弱い相手ではなかった。
しかし、【流れ】を掴み取ったこちらの勝利だった。
直接得点には繋がらなかったが、相手の下位打線に対し、こちらの下位打線の差も大きく出る。
下位打線ではあるが、外野まで運ぶスイング。
FBによる出塁。
ランナー二塁での二塁方向への進塁打。
決して油断ならないという下位打線の怖さこそ、チーム力につながる。
野球はチームでやるものなのだ。
それを忘れないよう。
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